ふたりのなか

 

SNSなんてどこまでも冗談でどこまでも偽りで架空と我慢と背伸びでできてる

だからこそここではありのままでいたいと思った

 

タバコの煙が目にしみて酔った手元でもあの人を探してあの人を思ってる帰り道

毎日おなじようなことを思っておなじようなことを書いてる気がする けどそれがよかったりする

ここで再確認するの 確かめて深くなって明日も彼のことを思う それがわたしの日常

 

 

 

loop

 

いつもの音楽を聞いてあの人のことを思うのが癖になっている

何度思い出して 浸って 乗り越えてきた夜があっただろう

 

会いたいとか寂しいとかそんなことじゃなくてただ今日も無事に1日が終わってればいいな、思い出してちょっと幸せになれるような些細なことがあればいいな、そうして眠る前に明日も頑張ろうって思えてたらいいなって

 

そんなとき、わたしのこと少しでも思い出してくれてたらなんて思うけどそれはよくばりだね

 

心が折れそうなとき、どうやって乗り越えてるかなぁ

無理してないかな 嫌になってないかな 楽しめてるかなってそんなことを思ってる

それがわたしにできる唯一のこと

 

彼がいてもいなくてもこうして思ってしまうからきっと私はずっと好きなのかもしれない

明日のことはわからないけど

なんとなくそんな確信がある

今日もあの人の手でたくさんの人を綺麗にしてるかな 幸せにしてるかな

わたしも頑張ろう

 

 

moon

 

昨日のことのように紐解かれる思い出が、懐かしさに触れてあったかい気持ちが溢れる

 

いつもすぐそばに居てくれてるような安心感と心強さは離れても変わらないこと

同じようにタバコに火をつけて彼のことを思う

 

私には見せたことのない葛藤はきっと彼の中にあって、見せて欲しいと迫った過去の私に今なら言える

それが彼なりの誠意と男のプライドだってこと

 

決して弱さを見せないけど抱きつく腕にこぼれてくる人間味が私はすごく嬉しくて愛おしかった

そんな彼の背中が好きだ

だから今でも思い出すのはかっこよくて優しい彼だ

 

わたしはいつも弱くて甘えてばかりだったからきっと彼が思い出す私は彼しか知らない

 

これから先もそんなところは彼にしか見せられない

 

あの時に比べてお酒も飲めるようになったし

楽しく過ごしてるよ

でも変わって欲しくないと言ったわたしの価値観は忘れずにいるよ

 

だから今でも、またあの日の続きのような2人になれる

お互いに成長した2人で